コーヒーには〇〇効果・作用がある!?メリット&デメリット総まとめ

文献や信頼できる発信元の情報から科学的根拠やデータがある効果・作用を検証し、まとめてみました。良い効果だけでなく悪い効果・作用も載せています。

【記事の内容】
  • コーヒーの成分
  • 成分ごとの効果・作用
  • コーヒーによる効果・作用まとめ

コーヒーの効果・作用については色々な記事で紹介されていますが、どれも言ってることが違う・・・。

例えば、医師によって健康に対する見解が違うように、コーヒーの効果についても両方が正論の可能性もあります。

少なくともデタラメな情報に踊らされず、できるだけ正確な情報をつかみ、日々のコーヒーブレイクを楽しみましょう。

この記事で紹介する効果・作用について、以下の点にご注意ください。

  • 摂取量を増やしても効果は増幅しません
  • 効果・作用には個人差があります
  • 効果を保証するものではありません
目次

コーヒーの成分を知る

情報を調べてみると様々な記事でコーヒーの効果・作用が多く書かれていますが、その要因となる成分は主に3つであることがわかりました。

それは「カフェイン」「タンニン」「クロロゲン酸類」です。

これら3つの成分がコーヒー豆に含まれていることは情報源から見ても間違いないと言えるでしょう。

情報源

カフェイン・タンニン:食品成分データベース(文部科学省)

クロロゲン酸類:UCC上島珈琲株式会社

コーヒーの成分が分かったところで本来の目的である効果・作用について、考えていきましょう。

成分からコーヒーの効果・作用を考える

カフェインがもつ効果・作用

カフェインは生活の中でもエナジードリンクや健康食品などで耳にする事が機会が多い成分のひとつ。

中枢神経を刺激することから以下のような効果・作用がでます。

  • 覚醒作用
  • 利尿作用
  • 疲労回復
  • 胃酸分泌
  • リラックス効果

有名な効果として、覚醒作用(眠気覚まし)がありますが、これは中枢神経の刺激によるもの。

逆に過剰なカフェインの摂取で中枢神経を刺激しすぎると、不眠・めまい・興奮などを引き起こすこともあるようです。

常習的な摂取はカフェイン依存にもつながりますが、タバコや薬物とは違い依存性は低いので生活に支障が出るものではありません。

参考

厚生労働省のHP / ネスレ / 国立がん研究センター

タンニンがもつ効果・作用

ワインなどに多く含まれるタンニンですが、コーヒーにもカフェインと同量かそれ以上含まれています。

タンニンはポリフェノールの一種で以下のような効果・作用をもちます。

  • 美肌効果
  • 美白効果
  • 下痢改善
  • 貧血
  • 歯の黄ばみ

ポリフェノールと聞くと良いイメージが多いですが、実際に調べてみると悪い効果も見えてきました。

カフェイン同様に過剰摂取は避け、自分の体調に合わせてコーヒーの飲む量を調節すると良いでしょう。

クロロゲン酸類がもつ効果・作用

クロロゲン酸類は聞いたことがない方が多い成分ではないでしょうか?

クロロゲン酸は焙煎による熱でキナ酸やコーヒー(カフェ)酸に変化しますので、この記事ではクロロゲン酸としており、以下の効果・作用をもちます。

  • アンチエイジング(抗酸化作用)
  • 糖尿病予防

カフェインやタンニンに比べると比較的新しく研究されている成分のようで、企業サイトによってはその効果は明言を避けているようです。

ダイエット効果などがその一つでこの記事でも取り扱いは避けるようにしました。

ただし、研究結果が出ている効果もあるので、全てが信憑性が低いというわけではないでしょう。

成分による複合的・付随的効果

上述したように3成分にはそれぞれの効果や作用があり、それらは複合的に作用します。

さらに利尿作用には毒素を排泄しやすくなることからデトックス効果の面をもつなど付随する効果・作用も。

それらをまとめて次の項目でコーヒーがもつ効果・作用をひとつずつ紹介していきましょう。

コーヒーがもつ効果・作用まとめ

覚醒効果|信憑性★★★

コーヒー効果として有名な覚醒(目覚まし)効果はカフェインによるもので、効果は一時的かつ個人差があります。

糖分は逆に眠気を誘うため、眠気覚ましにはブラックコーヒーがおすすめ。

夜の睡眠の妨げになる可能性もあるので、効果が出やすい方は就寝前の摂取をさけましょう。

とはいえ私も就寝前の一杯はかかせません・・・。そんな時はカフェラテでコーヒー自体の量は少なくするなど工夫しましょう。

リラックス効果|信憑性★★★

主にカフェインやコーヒーの香りが起因するコーヒーの効果。

1度くらいはコーヒーを飲んで、気持ちが落ち着いたことはないでしょうか?

研究による論文発表も多く、コーヒーの種類や煎り方でも効果が変わるとされています。

利尿効果|信憑性★★★

カフェインがもたらす利尿効果は個人差はあるものの、実証されています。

むくみ解消やデトックス効果をもつ反面、脱水や口臭の原因などにもつながるため、その効果は良し悪しがでます。

コーヒーを摂取する際は水も定期的に飲む用にすることでデメリットの対策となるでしょう。

デトックス効果|信憑性★★

コーヒーによるデトックス効果は耳にしたことがあると思います。

カラダの毒素は主に排泄物によろ体外へ抜けるため、利尿作用があるコーヒーはデトックス効果を期待できます。

利尿作用は信憑性が高いので、効果はあると考えますがデトックスに限定した資料はあまり見つからなかったので、信憑性は★2つに。

アンチエイジング|信憑性★★

クロロゲン酸がもつ抗酸化作用の他にカフェイン・タンニンも起因する効果。

脳の老化防止はマウスをもちいた実験データなどがあるため、比較的信憑性は高いといえるでしょう。

とはいえコーヒーだけでアンチエイジング効果がはっきり体感できることはないと個人的には思います。

アンチエイジングに取り組んでいる方はその一環としてコーヒーブレイクを取り入れてみてはいかがでしょうか?

美容効果|信憑性★

タンニンがもつ美白・美肌効果やクロロゲン酸類がもつ抗酸化作用などが起因します。

よくカフェにいる方がカッコいいイメージがあるのはそのせいでしょうか?(多分違いますね・・・)

効果はあるのでしょうが、体感できるかどうかは別のお話。

また、ポリフェノール(タンニンなど)には歯が黄ばむこともあるので、信憑性は低めに設定しました。

ダイエット効果|信憑性★

グラスフェッドバターを使ったバターコーヒーでのダイエットが一時期話題となりました。

もともとコーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸類は、脂肪分解・燃焼効果があるとされています。

しかし、私が調べた範囲ではダイエット効果を科学的に説明しているもの論文や企業サイトは見つかりませんでした

どのダイエット方法も同じですが、適度な運動・食事が一番なので、過度な期待はしない方が吉。

口臭予防|信憑性★

タンニンなどが口臭予防につながると聞いたことがないでしょうか?

タンニン自体の口臭予防効果は裏付けがたくさん出てきましたが、問題はコーヒーにタンニンが含まれていても効果が出るとは言えません。

というのもコーヒーを飲んで、口臭が気になったりしたことはないでしょうか?

カフェインの利尿作用による口の渇き(脱水)、胃酸分泌による口臭、微粉による口腔内の汚れなどが考えられます。

そのため、対策をとれば口臭がきつくなることは防げますが、コーヒー自体が口臭予防につながるという認識は個人的に疑問です。

コーヒーの効果| 美容効果

コーヒーに含まれるクロロゲン酸やポリフェノールが美容効果をもちます。

クロロゲン酸は抗酸化作用、ポリフェノールは悪玉コレステロール防止の役割を果たします。

メリットとして美容効果があるものの、クロロゲン酸は口臭悪化につながることもあるため、飲み方には注意が必要です。

まとめ

いくつかのコーヒーがもつ効果・作用を紹介してきました。

近年コーヒーと健康に対する研究は進められており、今後信憑性を高めたり、新しい効果が発見されることもあるでしょう。

元々コーヒーは味や香りが好きで飲んでいますが、このような効果・作用を知ることさらにコーヒーを楽しめそうです。

みなさんもコーヒーを楽しむ方法のひとつとしてこの記事を参考にしてみてください。

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