国内のノート専用の電子デバイスといえば、シャープと富士通の2強状態。
富士通は高級路線に対し、シャープの電子ノートはお手頃価格で販売しています。
書き心地がやや富士通製品(クアデルノ)の劣るものの、他の機能は遜色なし。
そんなシャープの電子ノート「WG-PN1」について、情報をまとめてみました。
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1分で読む記事まとめ
この記事では、他製品や過去モデルとの比較、使い方など様々な情報をまとめています。
ここでは全部を読む時間がない方にむけてメリット&デメリットを先出します。
簡単にまとめてしまうと、「低価格で電子ノートが欲しいならWG-PN1」という内容になっています。
メリット | デメリット |
---|---|
低価格&コスパ〇 編集機能が多く、PC連携可 持ち運びやすいサイズ 国内メーカーで安心 | 色・サイズは1種類 高価な他製品と比べて、書き心地はやや劣る |

WG-PN1は新製品
WG-PN1が現行モデル
シャープの電子ノートは2013年に初代「WG-N10」を発売以降、改良を重ねています。
現在(2023.02)の最新モデルは「WG-PN1」なので、ECサイトで購入する際は注意が必要。
「WG-PN1」では過去モデルは液晶だった画面がE-inkに変更され、書き心地がUPしている点はとても重要です。
WGシリーズの歴史
ECサイトで過去モデルを安く販売していることもあるので、これまで販売されたWGシリーズを表にまとめました。
型番 | 販売年 | 遍歴 |
---|---|---|
WG-N10 | 2012年 | シャープ製電子ノートの初代 |
WG-N20 | 2013年 | N10から容量UP。ロック機能も搭載 |
WG-S20 | 2013年 | N20の半年後に発売。軽量化 |
WG-S30 | 2015年 | ペン種類など手書き機能が多彩に |
WG-S50 | 2017年 | 容量大幅UP。図形機能など追加 |
WG-PN1 | 2019年 | 液晶からE-inkディスプレイに変更。 |
製品仕様と比較
他メーカー製品との比較
他の製品を全く調べずに購入するのも怖いので、他メーカーとの仕様を比べてみましょう。
表にまとめてみるとシャープの電子ノートが、他メーカーと比べてかなり低価格であることが分かります。
書きやすさはあくまで筆者の個人的な感覚となります。
![]() WG-PN1 (シャープ) | ![]() クアデルノ (富士通) | ![]() Boox nova air c (Onyx) | |
---|---|---|---|
画面 | E-ink(白黒) | E-ink(白黒) | E-ink(カラー) |
ページ整理 | 対応 | 対応 | 対応 |
編集・図形 | 対応 | 対応 | 対応 |
PDF読み書き | 読み書き可 | 読み書き可 | 読み書き可 |
書きやすさ | 電子感あり | なめらか | やや反応遅い? |
サイズ | A6相当 | A5 / A4 | B6相当 |
価格 | 約18,000円 | 約40,000円 | 約60,000円 |
Amazon | Amazon | Amazon | |
楽天 | 楽天 | 楽天 | |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
過去の自社製品との比較
ちなみに前述した過去モデルとの比較表もまとめてみました。
1世代前のモデルとの大きい差は画面技術。
古いモデルを買うことはほぼ無いかと思いますが、改善内容や中古を買う場合などの参考にどうぞ。
WG-PN1 | WG-S50 | |
---|---|---|
画面 | E-ink | 液晶 |
Todo機能 | あり | なし |
初期ノート種類 | 18 | 9 |
スタンプ種類 | 240 | 120 |

WG-PN1の付属品
スタイラスペン
シャープの電子ノートには専用のスタイラスペンが付属されています。
高価な製品にはやや見劣りするものの、電子ノートとしては問題ないレベルの製品です。
ペンが細く感じる場合は、ゴムやスポンジなどを別途購入しても良いかもしれません。
リフィル
WG-PN1では、公式サイトからノートの背景画面をダウンロードすることができます。
カレンダーや罫線などさまざまあるので、その一部を紹介します。

使い方/活用方法
基本な使い方
ここでは基本機能を少し紹介します。もっと詳しく知りたい方は公式サイトを確認してみましょう。
特に書いたノートをフォルダ分けして、整理しやすい点は注目です。
活用方法①|ビジネス
シャープの「WG-PN1」は電子ノートの中では、比較的小さいA6相当サイズ。
そのため、ビジネスシーンでの、スケジュール確認や簡易メモに向いています。
デスクワークだけでなく、現場作業などの方にも使いやすいのが特徴の電子ノートです。
逆に情報量が多いファイルの読み書きや、勉強など情報をまとめるにはやや不向きでしょう。
活用方法②|日々の記録
プライベートでは、日記や子育て記録などに使うこともできます。
スマホでも同じことはできますが、「手書き」であることに意味を感じる方も多いはず。
また、データが消えるのが怖い方は、書いたノートを印刷しておくこともできるので安心です。
メリット&デメリット
メリット①|コスパがいい(低価格)
他メーカーとの比較をみてもわかるように、機能性は他製品に劣らず、低価格であることが最大のメリット。
電子とはいえどノートに4~5万は出せない・・・という方にはおすすめの製品です。
メリット②|持ち運びやすいサイズ
A6相当サイズなので、小さいカバンや上着のポケットなどにも収まります。
会議への持ち運び、現場作業、買い物などの移動が多い方が、持ち運びやすい製品です。
デメリット①|反応速度はやや遅い
公式サイトの動画からもわかるように、わずかに筆記の反応速度が遅れています。
iPadなどのタブレット、高価な電子ノートだと鉛筆に近い速度なので、この点は見劣りします。
一方で、低価格でこのレベルの反応速度なら個人的には及第点ではないでしょうか。
デメリット②|サイズが選べない
WG-PN1のサイズは1種類のみなので、画面が小さく感じる方もいるかもしれません。
A4用紙サイズの書類などを読み書きしたり、文章を読むにはやや不向きと言えるでしょう。
上記のような大きめのサイズが好みの方には、他製品をおすすめします。
評価・レビュー
SNSの評価・レビュー
リアルな利用者の意見がわかるので、SNSの評価をいくつか掲載します。
良し悪しがありますが、傾向として書き心地を事前に調べて居るかどうかが重要そうです。


ECサイトの評価・レビュー
大手ECサイトに掲載されているレビューを確認してみました。
こちらもSNS同様に意見がわかれています。
以前のモデルと比べて液晶が電子ペーパーになったためか格段に見やすくなりました。
Amazonレビューより
電池の持ちは以前のひと月に比べて1週間程度とだいぶ落ちますが、それを補うほど見やすいです。
おススメです。
だいたいは予想通りだったが、ペンの反応がイマイチでした。画面はちょうど良い大きさで手に持ったところもシステム手帳と同じ感じだったがペンが微妙に重くて書き味がしっくりこなかったです。スラスラとはいかず少し遅く動かさないと直ぐにかすれてしまいます。しっかりペンを置いてゆっくり動かせばなんとか書けます。
Amazonレビューより
筆者の評価まとめ
シャープの電子ノートが「高機能・低価格・A6サイズ」であることは理解いただけたと思います。
また、サイズが一種類のみで、ペンの反応速度がやや遅いことは予め知っておきましょう。
上記を考えたうえで、電子ノートとしてこの価格帯の製品は他に見当たりません。
なるべく低価格で電子ノートを手に入れたい方には「WG-PN1」を検討してみましょう。
